革命記念日
7/14はフランス人にとって大事な日である
革命記念日だ。
シャンゼリゼ通りでは、パレードが行われ、
夜は花火が打ち上げられる。
今回出張のタイミングが革命記念日と
重なり、
また、滞在ホテル場所も偶然ベルサイユと
なった。
フランス革命の舞台となった、ベルサイユ宮殿の側のホテルに泊まったが、
街は静まり返っており、パリで行われている
イベントが嘘のように感じるほどであった。
昔、元貴族の人達にとって、革命記念日は
喪に服す日なのだ、
と聞かされたことがあったのだが、
確かにフランス王朝の繁栄の象徴である
ベルサイユ宮殿で、革命記念日の
イベントなど、
行われるわけはない、と一人で納得した。
(真相は定かではないが)
フランスの歴史を見てみると、王政が廃止された革命記念日が
(その後王政は何度か復活したが)
やはり1番の変化点なのだろうと
革命記念日のパレードを見るたびに感じる。
また、この時期を境にバカンスに入る人が多く、
8月下旬までの約1,5ヶ月は、フランス内の
諸手続きはスローダウンしていく。
フランス人達はそれぞれ旅行に出かけたり、
親が所有する田舎の家で過ごしたり、
4週間エネルギーチャージをして
職場に戻ってくるのだ。
この写真は、ホテルのテラスから見える
革命記念日の
ベルサイユの夕暮れである。
生憎木でベルサイユ宮殿は見えないが、
革命記念日にベルサイユに居合わせた偶然の
恩恵を感じながら、
200年以上前のこの街に想いを馳せたい。
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